ワインコラム 初心者がワインを選ぶには

2017/11/27

ワインコラム 白ワイン

横浜ワイン会に参加する方は、ワインにあまり詳しくない方が多くなっています。知識が無くても全く問題ありませんが、ちょっと知ってるとワイン会に参加した時に、話のネタになるかも知れません。

 

人によって味の感じ方は違う

ワインに限らず、食べ物や飲み物の味の好き嫌いには、かなりの個人差があります。

 

思い出して頂きたいのは、子どもの頃。子どもの頃に好きだったものは、ジュースやチョコレートなどの甘いもの、ハンバーグやカレーライスのような、味の分かりやすいもの。ほとんどの方はこんな感じではないでしょうか。間違っても、父親が飲んでいる苦いビールを、美味しいと感じる子どもはいないでしょう。

 

ところが大人になるに連れて、味覚が変わります。前述のようにビールを好きになったり、同じチョコレートでも甘さの控えめのものが美味しいと感じたり、珍味などを好きになったり、味の複雑なものを好きになる傾向があります。

 

これと同じで、ワインにあまり詳しくない方は、比較的味の単調なもの、つまりは甘いワインを好む傾向にあります。私自身も昔からワインが好きでしたが、味の違いが分からず、「甘くて安いもの」を選んでいました^^つまりは味の分かりやすいワインです。ところが、ワインに詳しくなると、味の複雑なワインや、フルボディの重いワインを好むようになります。

 

これらは、経験による差や個人差があり、どちらが正しいとは一概に言えません。人に勧められたワインが美味しく無かったり、高いワインを買って楽しみにしていたのに、家に帰って飲んだら美味しくない、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。ワインの値段や味にこだわらず、その人に合ったワインを飲む、というのが一番の正解では無いでしょうか。

赤、白、スパークリング

前述の通り、一番はその人に合ったワインを選ぶ事ですが、一歩先に進みたい方は、まずは最初の選択肢を理解する事です。

 

ワインを選ぶのに最初の選択肢は「赤ワイン」「白ワイン」「スパークリングワイン」の中から選ぶことになります。これらの違いは品種と製法にあります(詳しくは別の機会で)が、簡単に言うと

 

赤ワイン=ほのかな苦みと深い味を楽しむ

白ワイン=フルーティーな味わいを楽しむ

スパークリングワイン=さっぱりとした味と爽やかな口当たりを楽しむ

 

と言えると思います。更には赤と白の中間のような「ロゼワイン」というものもあります。ワインという飲み物は、最初の選択肢が数通りあり、更にはこの中で無数の選択肢がある事から、難しいと感じてしまうのかも知れません。

 

これらの中で、初心者がワインを選ぶには、まずは白ワインから入ると分かりやすいと思います。何故かというと、赤ワインには「重い、軽い」という要素があり、スパークリングワインには「口当たり」という要素がある為、複雑となるからです。

品種の要素も

「赤」「白」「スパークリング」という選択肢の次に、「品種」という選択肢が加わる事になります。ワインの味の一番の決め手は品種で、赤ワインであれば「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「ピノ・ノワール」など、白ワインであれば「シャルドネ」「リースリング」「ソーヴィニヨン・ブラン」などがあります。

 

更にここから「産地」であったり「製法」、更には「価格」という要素が加わり、複雑な構造となっています。例えばビールであれば「スーパードライ」や「一番搾り」などの銘柄を選ぶだけですが、ワインは味の構成の要素が多い事、これが難しくしている原因だと思います。また、銘柄が無数にある為、ワインにはビールのようなスタンダードがありません。

 

その中で何が美味しいかを見つけるのは、やはり自分の舌と感覚になります。

ワインコラム シャルドネ
代表的な品種であるシャルドネ

白ワインを選ぶには

前述の通り、初心者には白ワインをお勧めします。白ワインの味は「甘口、辛口」と表現されます。「重い、軽い」と言われても初心者には何の事か分かりませんが、「甘い、辛い」であれば、何となくイメージが出来ると思います。また、赤ワインと違い、製法上「渋い」という要素が無い分、分かりやすい味となります。

 

白ワインの味の違いを知るには、まず自分の基準を作る事。その為には代表的な品種であるフランスの「シャルドネの辛口」と、ドイツの「リースリングの甘口」を比べると良いと思います。

 

フランス産のシャルドネは、ブルゴーニュ地方の「シャブリ」地区で生産されるものが代表的で、一般的に「シャブリ」と呼ばれ、さっぱりとした酸味が特徴です。

 

ドイツ産のリースリングは、果実の香りとしっかりとした酸味があり、酸味と糖度のバランスが良いのが特徴です。

 

この2種類を飲み比べてみると、味の違いが分からない人はいないと思います(飲みすぎで泥酔してたら別ですが^^;)。まずは自分の中で味の基準を作り、そこから「この辛口はシャブリより辛い」とか、「この甘口はリースリングより甘い」と比べると、味の違いが鮮明となります。

ワインをきっかけに話が広がる

初心者でも分かりやすい選び方を紹介しましたが、ワインの美味しいに、優劣は存在しません。味の違いを知る事は勿論ですが、やはり一番重要なのは、自分に合った銘柄を見つける事です。ただ、ワインについてちょっとした知識を知っているのと、知らないのとでは楽しみ方が変わります。

 

私は、ワインの魅力の一つが、「ワインをネタにして話が広がる事」だと思っています。それがワイン会を始めたきっかけでもあります。そして、ワインに関する知識を少し持っているだけでも、話が何倍にも広がったりします。また、適度な知識は周りから見てカッコいい、とも思うし、それが楽しかったりします。

 

但し、ワイン会において、過度のうんちくを語るのはやめましょう^^;