以前ブームだったランブルスコはどこへ!?今こそランブルスコでワイン会!

ランブルスコ1

数年前、赤い泡ということで大きな話題を呼んだワインを覚えているでしょうか。

それが、ランブルスコと呼ばれるワインで、赤ワインなのに微発泡、そしてやや甘さを感じるといったことで女性を中心に日本で大ブームを巻き起こしました。

あのブームからひと段落したのか、今ランブルスコを見かけること自体少なくなっています。

しかし、人気がひと段落したからこそ、今ランブルスコをワイン会で楽しんでみましょう。

その理由について下記で解説していきます。

ランブルスコ2

ランブルスコが人気の理由

日本でランブルスコが大きな話題になったきっかけは、おそらく缶入りのランブルスコでしょう。

ドネリ社と呼ばれるエミリアロマーニャ州の老舗企業が手掛けたもので、今や一般的なスーパーマーケットでも見かけることができるメジャー商品です。

そこから赤なのに発泡している、そして甘酸っぱく飲みやすいといった特徴が広まり、気軽でおしゃれな印象から女性を中心に人気を博しました。

また、とにかく安いといったところも人気に火をつけた理由です。

1本1,000円前半で購入できるわけですから、男性たちも女性をもてなすには良いネタとなり、まさにデートや女子会、自宅でのワイン会で使いやすいなど、日本人にとっては早く知りたかったワインとして名を馳せていたのです。

ランブルスコ3

ランブルスコはエリアで楽しむ

そんな人気のランブルスコですが、ノンアルコールや低アルコールブーム、クラフトビールの台頭、コロナが明けたことで高級スパークリングワインに目が向くなどしてランブルスコは影を潜めました。

今、ランブルスコとは何?といった話題を目にするようなことはほぼありません。

むしろ、オレンジワインやナチュールワインがブームとなているため、甘酸っぱいけどアルコール度数が高い、女子が好きそうなワインといったランブルスコは避けられる傾向にあるほどです。

しかし、ランブルスコは上記の特徴を持つだけのワインではなく多様性に溢れたワインとして知られています。

そもそも、ランブルスコは甘いだけでなく辛口もありますし、3~6気圧を超えるメトドクラシコ製法で手掛けられたスプマンテも存在しているほどです。

さらに、レッジョ・エミリア、モデナ、パルマ、マントヴァなど複数のエリアがDOCとして認可されているため、それぞれ個性の違ったランブルスコが存在します。

ランブルスコDOCではないものの、ランブルスコをスティルで醸したワインもありますし、ランブルスコは知れば知るほどじつは奥が深いワインだったのです。

ランブルスコ4

ランブルスコはワイン会にぴったり

ランブルスコを使用したワイン会を開催するといった場合、多くの方は、“カジュアルパーティーか?”と思うかもしれません。

また、中には今頃ランブルスコなんてと思うでしょう。

しかし、上記でお伝えしたようにランブルスコと一口に言ってもその種類は多岐にわたり、エリアにおける飲み比べをするだけでも大変面白い商材です。

また、ランブルスコは産地名ではなくブドウ品種名であり、ランブルスコ自体にも複数の種類が存在しています。

ランブルスコ・ソルバーラ、ランブルスコ・グラスパロッサ、ランブルスコ・サラミーノ、ランブルスコ・マラーニ、ランブルスコ・マエストリ、ランブルスコ・マントヴァーノなど、エリアによって栽培されている品種が違うため、品種別の飲み比べも可能です。

あえてのランブルスコが、今は新しいと言えます。

ぜひ、ワイン会のネタに悩んでいる方はランブルスコをチェックしてみてください。