オーガニックワインには種類がある!その詳細を解説!

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近年、ワインの中でもとくに人気が高いのがオーガニックワイン。

一般的なワインとオーガニックワインがあった場合、多くの消費者はオーガニックワインを選ぶ傾向にあります。

さて、そんなオーガニックワインですが、さまざまな種類が存在します。

ワイン会でもオーガニックワインが多く登場すると思いますが、どういった種類なのかしっかりと把握できていることが肝心です。

ここでは、オーガニックワインの種類について解説します。

オーガニックワインと呼ばれるワイン

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オーガニックワインの定義は未だ曖昧で、EUをはじめさまざまな認証団体がその定義・条件を提示しています。

ただし、全般的にオーガニックワインと呼ばれるワインの特徴は、原料ブドウが「有機・ビオロジック」など、有機栽培されたものを使ったワインとされています。

合成農薬の使用は禁じられていますが、一部科学的ではない農薬を利用する生産者は少なくありません。

また、亜硫酸料は赤ワインが1ℓあたり100mgで白ワインとロゼワインは150mgなどと定められています。

基本的に補糖や逆浸透膜、濾過などは許されており、醸造における添加物もいくつか利用することが可能です。

一般的なワイン以上に添加物などの使用範囲は狭くなっているものの、オーガニックワインだから…といって何も使用しないといった認識は改めるべきでしょう。

ビオディナミと呼ばれるワイン

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オーガニックワインの中には、ビオディナミと呼ばれるワインがあります。

バイオダイナミクスとも呼ばれていますが、これはビオディナミと呼ばれる独特な農法で栽培されたブドウを原料としていることが前提となります。

ビオディナミとは、有機栽培をベースに天体などの動きに合わせた栽培法を利用しており、特殊な肥料などを使用する哲学的な農法ともいわれています。

ビオディナミは国が定義するものはありませんが、いくつかの認証団体に定義づけられており、とくに「デメター」が有名です。

亜硫酸は赤ワインが1ℓあたり70mgで白ワインとロゼワインは90mgとされており、ほか添加物も一般的なオーガニックワインよりは少ないところが特徴です。

ただし決して利用してはいけないといったこともなく、認証を受けていないもののビオディナミ農法のブドウを使用する生産者もいます。

ヴァン・ナチュール

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今、世界的にトレンドとなっているのがヴァン・ナチュールと呼ばれるワインです。

ヴァン・ナチュールとは、とくに農法などが定義づけられているわけではありませんが、近年EUでも法律ができたことで話題になっています。

基本的に有機栽培であり農薬など一切使用しない、「自然な造り」であることが前提です。

また、添加物などはほぼ使用しない生産者が大半であり、亜硫酸も全く使用しないか、僅かな量に止めています。

注目のワインである一方、ワインによって品質の差が大きく安定した味わいでないところが特徴でもあります。

とくに名乗っていないワイン

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世界には、上記で解説したようなオーガニックワインでありながらも、それを名乗っていないものも少なくありません。

そもそも、自然なものを定義づけることが難しいといった生産者もいたり、昔ながらの製法を守って醸造する生産者にとってそういった規定は不要といった部分があります。

オーガニックだからとか、ナチュールだとか、そういったことよりも産地や伝統を重んじていることから、じつはビオディナミだったとか、ヴァン・ナチュールだったといったものです。

オーガニックワインは、マーケティング目的でも名付けられている部分があり、その是非を語るには難しさもあります。

ただし、オーガニックワインであっても添加物を利用できる上に、そもそもアルコールであることから健康になることはないでしょう。

あくまで、その生産者の哲学などに共感できた上での話を理解しておくよいのではないでしょうか。