おもしろワイングッズが増加中!本当に必要なのか!?

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近年、増加傾向にあるワイングッズが、“そのグッズを使えばワインがこなれた味わいになる”といったものです。

“こなれた”というと漠然としていますが、要するに熟成させたような、適度な酸化によって香りが開く、さらに飲みやすくなるといった感じでしょうか。

中には、亜硫酸を取り除くといったとんでもアイテムが存在しているほどです。

今回、本当にこういったワイングッズは必要なのか、あらためて考えてみたいと思います。

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おもしろワインオープナーは流行った

ワイングッズというと、デキャンタやワインクーラー、またワインを持ち運びしやすいものといったイメージがあります。

さらに、ワインセラーの進化したものやワインを美しく飾るもの、あとはやはりワインオープナーといったところでしょうか。

その中でも、やはり一時期かなり出回ったのが便利なワインオープナーでした。

ボタンひとつで自動的にワインコルクを抜栓できるといった便利グッズで、ワインを開けるのが苦手な方にとっては最高のアイテムでしたが、今では利用している人をあまり聞きません。

スクリューキャップも増えていますし、そういった意味ではブームといったところで終了してしまったのかもしれません。

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ワイン自体の味わいを変えるアイテム

飛び道具的なグッズが登場しているワイン業界ですが、その中でも近年はワインの味わいそのものを変化させる、そんなワイングッズが増えてきています。

長期的に保存できるといった容器はまだしも、ワインそのものの味わいを変化させるといったところは凄まじい発想です。

以前、バーグッズを扱っているメーカーがワインをグラスに入れて攪拌することでタンニンがまろやかになる、といったものを製造して話題になりました。

さらに、マドラーを使ってワインをかきまぜるだけでタンニンがまろやかに熟成させたような味わいになるといった、とんでもないアイテムも話題になっています。

さらに近頃では、ワイングラスとワインを仲介する形でとあるアイテムを配置し、そこにワインを注ぐだけで、渋みや酸味が強めのワインをまろやかで飲みやすくするといったものまで販売されていました。

購入したワインが少しのみにくい、時間が経過してしまったワインなどを美味しく飲むための方法として、画期的といった見方はできなくもありません。

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どこまで必要なのか

こういったアイテムは画期的であり、話題性といった意味では、注目されるべきワイングッズでしょう。

とくに、ワインの渋みや強い酸味が苦手という方には、このアイテムがあるだけでワインが美味しくなるわけですから画期的です。

一方、そもそもワインが苦手な方がワインを飲むことがあるのか、そこまでしてワインを飲まなければならないのか、そういった部分は考慮すべきでしょう。

おそらく、安価なワインに使用することを想定していると思いますが、安価なワインにそこまでを求める人がどれだけいるのか、そこも問題です。

飲食店でバックインボックスワインに使用するの場合はお役立ちアイテムでしょうが、導入する企業があるのでしょうか。

そして、ワインそのものの味わいをワイン好きは楽しみ、少し飲みにくくてもそのワインの個性として受け止めるのではないでしょうか。

こういったグッズが悪いとは言いませんし、画期的です。

しかし、ワインを飲みやすくすると同時に、ワイン好きがそういった味わいを求めているのかわからない。そういったジレンマはあるのような気がしてなりません。