山梨県はおもしろい!?こんなワインの飲み方をしている!

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人気が白熱し続ける日本ワイン。そんな日本ワインを代表する産地といえば、間違いなく山梨県でしょう。

山梨県は100年以上前からワイン造りを続けてきているワイン県ですが、その歴史が古いからこそワインが身近に存在しています。

ここでは、山梨県の方たちが楽しんでいる、地元ならではの飲み方について解説していきましょう。

氷を入れる

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ワインが好きな方の多くは、ワインに氷を入れて飲むことをきらいます。

ワインはほかのお酒とは違い神聖なものであり、雑な飲み方をするものではない…といった意見もあるでしょう。

とはいえ、高級なバフンウニの生産者と同じように、売り物にならないものや、余ってしまったものが日々大量にあれば気軽な飲み方をしても何ら違和感はありません。

こういった背景などから、まず山梨県では夏場はワインに氷を入れて楽しむといった文化があります。

例えば、カジュアルなマスカット・ベーリーA産のワインなどの場合、甘やかな味わいなので氷で割ったり冷やしても違和感なく飲めます。

タンニンも穏やかで甘やかなワインは、場合によっては温度を高くして飲むより氷などで冷やしたほうが美味しくいただける可能性があるのです。

もちろん、近年は高級シャンパーニュメゾンが氷割りを推奨しているなど、時代は変化し続けています。

その辺りを理解した上で挑戦してみましょう。

焼酎で割る

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今の時代はあまり聞かなくなりましたが、山梨県では古く甲州ワインを焼酎で割って飲んだ、といった時代があります。

これは、満足にアルコールを得られなかった時代を反映しているかもしれませんが、「ぶうちゅう」などと呼ばれ庶民に親しまれていたことで有名です。

さらに、このぶうちゅうの特徴は焼酎を少しだけ入れるのではなく、ハーフ&ハーフ。つまり、1対1の割合で使用するといったところにあるようです。

味わいはどうなるのか…と、気になる方もいるかもしれませんが、思った以上に焼酎が薄まる形で強いといった印象はありません。

そこに、少しだけの果実味が加わるといったニュアンスも、好きな方にはたまらないかもしれませんね。ただし、やはりアルコール度数は下がることはないでしょう。

そもそも、アルコール度数14度近くのお酒と、25度前後のお酒がブレンドされているのです。

飲み過ぎには注意するようにしたいところです。

一升瓶で飲む

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日本ワインも、今は減りましたが一時は、720ミリリットルが多い時代がありました。

これは、焼酎や日本酒の規格に合わせた物であり、これをベースに日本ワインが造られていた時代はそう遠い昔ではありません。

しかし、甲州ワインを海外へ輸出するための法律の中で、国際的な基準は755mlになることから、結果的には今は750mlのワインが一般的な印象となっています。

しかし、山梨県のワインも750mlのものが多く見受けられますが、ここで注意したいポイントが出てきます。

それが、この県はワインを一升瓶で楽しんでいる傾向にあるのです。

もちろん、昔よりは減ってきているものの、今でも一升瓶ワインを造り続けているワイナリーは多く、それを好んで購入するお客さまも多くいます。

一升瓶でワインを飲むというのは、まさしく日本ならではなの感覚といっても過言ではありません。

シャンパーニュなどのマグナムサイズなど、お祝いの時といった印象よりは、基本的に家飲みワインとして利用する際のポイントです。

このように、ワインは神聖なるお酒のイメージがありますが、山梨県では、ごく普通のお酒のひとつとして捉えられているのです。

まとめ

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今後、日本でワインが当たり前になってきた時、各産地では新しい飲み方が誕生することでしょう。

ぜひ、そんな時代がやってくることをこれから期待しましょう。