今もなお偽造ワインは流通?偽造ワインに騙されないために!

ワインを購入した際、それが本当にそこの記載されているラベル通りのワインなのか不安になったことはあるでしょうか。
通常、日本で暮らし、メジャーなワインショップやデパート、コンビニエンスストアなどでワインを購入していれば、それが本物か否か考えることなくワインを購入できます。
しかし、超高級ワインを取り扱うネットショップやオークション、飲食店などでワインを飲む際、もしかしたら偽造ワインだったといったケースも珍しくありません。
偽造ワインは悪であり、撲滅させる必要があります。
しかし、難しい問題といった声もあるようです。
偽造ワインとは?
偽造ワインとは、その名の通り偽造されてつくられたワインです。
いちいちワインを偽造する人間など存在するのかと考える方もいるようですが、それは正規ルートでワインを揃える真面目なショップが多い日本だから言えることかもしれません。(ソムリエ試験をプロでもない人が受けるような真面目で勤勉な国民性もある)
ワインは、ボトルに記載されている情報が全てであり、中身を確かめようのないお酒です。
いや、お酒であれば全て中身を確かめた後にそれを購入するといった買い方は難しいでしょう。
ワインはお酒の中でも価格帯が幅広いジャンルであり、1本500円以下のものから100万円を超えるものまであり、一部のワインは投資目的のために購入されています。
良いワインは高級ブランドのような光を放ち、それを所有していることは富裕層・成功者の証だとアピールすることもできるでしょう。
しかし、それを逆手に取った悪人たちもおり、ラベルだけを張り替えて偽造ワインとして売るような人たちもいるのです。
ルディ・クルニアワン
ワイン偽造のプロとして知られていた、ルディ・クルニアワンといった人物はワイン業界では大変有名です。
高級ワイン贋作ボトルを製作し巨万の富を得ていたとされており、逮捕されていたものの数年前に出所しています。
今なお、ルディ・クルニアワンが偽造ワインを作っているのかは不明ですが、消息不明ということで可能性はゼロとは言えません。
さらに、彼が手掛けた偽造ワインはヴィンテージが古かろうが飲み頃とされる年代として流通している可能性があり、今もなお騙され続けている富裕層がいる可能性もあるでしょう。
味わいが理解できるのか?
近年、アパレルブランドのスーパーコピーなるものが存在しており、その品質は本物と見分けがつかないと言います。
しかし、ブランド品の偽物は手に取ってじっくりとチェックできますが、ワインは飲まなければわかりません。
事実、ワインの味わいを全く理解していない方であれば、30年前の当たり年のロマネコンティと言われた500円のチリ産ピノ・ノワールを飲んでも気づかないかもしれないでしょう。
よりワインの味わいに詳しい人間が偽造を手出けすれば、格付けではありせんがそれを見破れる人間がどれだけいるか不安でたまりません。
明らかな犯罪、人を欺く商売は許せません。
しかし、世の中には飲んだ人間が気がつかずに幸せであれば問題ないといった意見があるようで、難しい部分もあるのでしょう。
ブランドとしてワインを購入する前に、まずはワインを理解する努力をすること、そして正規の業者で購入することを徹底するしかありません。